七夕の行事食「そうめん」に秘められた深い意味

 

こんにちは!本日、7月7日は七夕の日です。

日本全国では、この日、七夕祭りというものが開かれています。七夕では、笹に願い事を記した短冊を、笹の葉に結ぶなどして、願い事をします。ところで、ひな祭りや端午の節句など、行事食が有名ですが、実は七夕にも行事食があるのはご存知でしょうか?今回はそんなあまり知られていない七夕の料理についてご紹介します。

  

実は深い歴史がある!?七夕の行事食「そうめん」に秘められた1000年の歴史

実は七夕の行事食はそうめんとうことはご存知でしょうか?
あまりなじみがないですが、実はそうめんが七夕に食べられるようになったのは、古く、しっかりとした由来があります。
其の由来は古く、遡ること約1000年、奈良時代(694-793)に端を発します。
元々、7月7日は七夕(しちせき)という節句に当たる日であり宮中では七夕にそうめんを食べるという習慣がありました。当時、そうめんという麺は無く、代わりに索餅(さくべい)と呼ばれる、そうめんに似た中国伝来の麺料理があり、それを醤油や酢につけて食べていたそうです。

そうめんが食べられるようになった起源とは

では、なぜそうめんが食べられるようになったのでしょうか?その起源は諸説ありますが、今回は有名なものをご紹介いたします。
七夕は元々乞巧奠(きこうでん)と呼ばれる、着物織りや技術の上達を願う中国のお祭りがあり、そのお祭りが奈良時代に日本に伝来したとされています。はた織りは白い糸を使用しており、その白い糸が索餅(さくべい)に似ていたことから、7月7日に索餅(さくべい)が食べられるようになったとされています。やがて、日本独自のそうめんが開発され、そうめんに代わり、現代まで続くのです。他にも、そうめんの流麗な姿がまるで天の川のように見えることから、七夕にそうめんを食べるようになった。など様々な由来もありますが、いずれにせよ、そうめんの姿を何かに見立てていたことが伺えますね。

そうめんの色にも意味があった!?

そうめんといえば、麺の色がカラフルなことでも有名です。実は、カラフルな色合いにもしっかりとした意味があるんです。

中国由来の五行説によると、世の中の全てのものは「木・火・土・金・水」の5つの元素で成り立っていて、その5つの元素がお互いに影響し合いながら、バランスをとって、世の中が成り立っているという考えられています。その5つの元素にはそれぞれ色が振り分けられ、木は青(緑)、火は赤、土は黄、金は白、水は黒(紫)となっています。その5色が揃うことにより、世の中の悪いものから身を守る(魔除け)の効果があるとされているのです。

さらにこの5色には、5つの「徳」が割り当てられています。この「徳」という考えは中国の儒教からくる考え方で、経験や努力を積むことによって身に付けていく人間力のことをいいます。

それぞれの色の徳については、

青・・・仁徳=自分を守る、家族を守る。
赤・・・礼徳=他人を尊重し、感謝の気持ちを表す。
黄・・・信徳=人を信頼し信用する、他社の力を得る。
白・・・義徳=正義、善悪を見極める。
黒・・・智徳=知恵や知識を得る。

という意味があります。

 

このことから、色付きの短冊を飾るというのには願い事の他に、その色の徳を高めるという意味もあるのでしょう。ですので、自分が高めていきたい人間力の色のそうめんを食べるというのも良いのではと思います。

いかがでしたでしょうか。
本日は七夕料理についてご紹介しました。7月7日は短冊に願いを結ぶ際には、ぜひそうめんを一緒に食べてみてください!

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