日本人が大好きな「焼きそば」の奥深さに迫る

夏もとうとう本番に差し掛かり、お祭りに行く予定を立てている方は多いのではないでしょうか。
そのお祭りと言えば、屋台の食べ物やゲームが楽しみのひとつですよね。

屋台の中でも「焼きそば」は定番の食べ物として親しまれています。
中華麺にソースの香ばしい香りが包み込み、野菜とお肉を混ぜた焼きそばには、ついつい食欲をそそられます。

実はその焼きそば、「炒麺」としては海外の料理でも見られますが、ウスターソースと混ぜた炒麺は日本独特のものなのです。

今回は焼きそばの奥深さを紹介したいと思います。

海外の「炒麺」

炒麺はもともと中国が発祥の地と言われています。
それからアジアを中心として広がっていき、地域によるアレンジが加えられていきました。

例えば、インドネシア料理やマレーシア料理の炒麺として有名な「ミー・ゴレン」は中華麺にケチャップマニス(大豆を発酵させ、砂糖や生姜を加えた甘い醤油)とサンバル(辛味香辛料)を混ぜたスパイシー、且つこってりな味が特徴です。

タイ料理では「パッ・タイ」が炒麺の有名どころで、米麺に魚醤のナンプラー、砂糖、レモンなどで味をつけ、甘い、酸っぱい、しょっぱいが一緒になった料理です。

ここまで例として紹介したどの炒麺も、その土地に馴染みのある調味料を使っているのが特徴です。
しかしながら、日本では代表的な調味料の醤油が焼きそばには使われていません。
なぜ焼きそばにウスターソースが使われるようになったのでしょうか。
次の章でその起源について紹介します。

「焼きそば」の発祥

ソース焼きそばは、戦後日本の食糧難の中で生まれたと言われています。
当時お米がなかなか取れずに、アメリカから輸入されてくる小麦に主食を依存する時期がありました。
その中で、それぞれの土地で取れるものに合わせて作られた料理のひとつが焼きそばなのです。
そのため、現在の焼きそばの味付けは土地によって少しずつ異なるのです。

さらに、戦後は砂糖や醤油が貴重な調味料であり、人口の甘味料を合わせて作るウスターソースを合わせて作るソース焼きそばは瞬く間に広まっていったのです。
そのこともあり、焼きそば自体は戦前からありましたが、広く普及したのは戦後でした。

ご当地焼きそば

前章でも紹介したように、日本の焼きそばは地域によって特徴が異なり、その種類は100を超えるとも言われています。
そこで、3つ有名なご当地焼きそばを紹介します。

「富士宮焼きそば」
富士宮焼きそばの1番の特徴は、蒸した麺を一度冷凍させることです。
そのため、炒める際に水を加えることで独特のもちもちとした食感が生まれます。

「横手焼きそば」
茹で麺を使っているのが横手焼きそばの特徴です。さらにダシで割ったソースがたっぷり使われていて、柔らかめの麺になっています。具は、焼きそばには珍しいいひき肉とキャベツがあり、マイルドな味付けになっています。

「太田焼きそば」
太田焼きそばの特徴は太麺を使っている上に色の濃いソースを使っていることです。
他の焼きそばに比べると具材は多くなく、キャベツだけなどシンプルに作られることは少なくありません。


実はメキシコの日本食レストランにも焼きそばを提供しているお店が多くあります。

ぜひ、“UmaMi”で検索して美味しい焼きそばを見つけてみてはいかがでしょうか。

 

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